九星気学による性格鑑定
本命星が五黄土星になる人は、例えるなら土のような性質を持っている人です。 九星には土の性質となる星が、二黒土星・五黄土星・八白土星の三種類あります。その中で五黄土星は、何でも飲み込む泥・沼のイメージです。
五黄土星の人は、大胆で強気な野心家です。根性があり、困難や他人の邪魔にも屈しません。 清濁合わせのむことのできるバイタリティがあり、汚れることも厭いません。 キレイごとだけではないリアリティを持っています。 アクの強い個性的な性格で、良くも悪くも運勢は強い方です。
一言で言えばやり手の人です。 多少強引ではあっても、理屈ではなく現実的に粘り強く物事を進め、精力的に活動して結果を残します。 精神的にタフで少々のことではへこたれません。失敗しても不屈の精神で頑張って、辛抱強く逆境を耐え抜き、やがて盛り返します。
義理がたい人情家でもあります。面倒見がよい親分肌の人で、目下の世話を焼きます。 善人も悪人も受け容れられる懐の深さがあり、人の上に立てる資質を持った人物と言えるでしょう。
注意すべき点を挙げるなら、五黄土星には我欲が強くなる傾向があります。 傲慢な言動で秩序を乱したり、汚職で腐敗させるような破壊者としての一面もあります。 エネルギーに溢れているのは良いのですが、欲にかられてあくどいことにまで手を染めるべきではありません。 何でも欲しがる強欲ではなく、良い意味での欲を持つように心掛け、引き際を心得ることです。
また、自己顕示欲が強く、他人に口出ししたがるところがあるかもしれません。 その良い面が出れば面倒見の良い頼もしいリーダーとなれるかもしれませんが、悪い面が出れば口うるさく押しつけがましい人になってしまうでしょう。 運勢が強いからといって奢り高ぶり、調子に乗っていると、思いもよらない失敗や衰退に見舞われることもあるので、 運勢の良い時ほど気を引き締めるように注意が必要でしょう。
五黄土星は運勢の強い星ですが、浮き沈みの激しい面があり、他の星に比べて波乱万丈な人生となる可能性が高いでしょう。 どちらかと言えば晩年に運勢が開けるタイプであり、若い頃には多少の苦労を経験するかもしれません。 ただ、それも悪くないでしょう。世の中をどん底から見つめた経験が、やがて人の上に立った時に役に立つはずです。
人によって多少の運不運はあるかもしれませんが、結局は成功するまでやり抜いた人が成功者です。 五黄土星の人には、それが出来るだけのエネルギーと粘り強さがあります。 良い意味でのしつこさを持ち続け、最後まであきらめずにやり抜くことで成功する確率が高まるでしょう。
上記は成人してからの性格の傾向です。 子どもや未成年の頃には、以下の月命星による性格が強く表れます。 10代後半を過ぎたくらいから、徐々に本命星の影響が強くなってくるとされています。
ただし、子どもの頃の性格は、当然ながら、大人になってからも影響を残します。 成人を鑑定する場合にも、以下の月命星による性格判断も参考にしてください。
月命星が二黒土星になる人は、例えるなら土のような性質を持っている人です。九星には土の性質となる星が、 二黒土星・五黄土星・八白土星の三種類あります。その中で二黒土星は大地や耕された田畑のイメージです。土がタネや苗を育てたり、 地層が鉱物を生成するように、長い時間を掛けてコツコツと何かを育みます。
天才型ではなく、努力型の人です。何か目標を設定した場合、華麗にクリアするというよりは、 泥臭く時間を掛けることで目標を達成します。能力が低いということではありません。 物事へのアプローチの仕方がそういう種類だということです。目標を達成できないということは案外少なく、 粘り強く長年にわたり努力を重ねるうちに、気が付けばむしろ天才型の人よりも優れた結果を残していたりします。
華やかな目立つタイプではなく、どちらかと言えば地味で目立たないタイプです。 しかし、遠い先を見据えてひたむきに努力を継続できる人です。 愚鈍ということではありません。先見性もあれば忍耐力もあります。 労働にいそしむ実行者・現実主義者であり、土台を築き、基礎を造ることのできる人です。 「ローマは一日にしてならず」「千里の道も一歩から」を体現できる人なのです。
短所を挙げるなら、発想がこじんまりとまとまりがちであり優柔不断なところがあります。 新しい時代を切り開くような斬新なヴィジョンを描いたり、自分だけで新しいことを始めるのはあまり得意ではありません。 自分で決断して動くよりも、上司から目標を与えられたり、指示を待つほうが性に合っている人が多いようです。 組織・グループにおいては、リーダーになるよりは、その補佐役・参謀役などのポジションのほうが実力を発揮しやすいでしょう。
また、恋愛や夢などを語る際に、ロマンチックさに欠けるきらいがあります。 実務的な内容なら臆せず話せるのですが、愛の言葉や夢物語を話すことが苦手です。相手によっては、 退屈な面白みの無い人物と見られてしまうことがあるかもしれません。
何か勝負事においては、後攻に回ることを好みます。議論や交渉においても相手の出方を待って、その上で自分の考えなどを述べます。 先手を打つことが苦手なのです。恋愛においても、決して不誠実というわけではないのですが、 自分からあまり告白をせずに相手から告白されるのを待っているようなところがあります。
土性の人は、名誉よりも実利を優先する傾向があります。二黒土星は、倹約をして財産を蓄えることができるコツコツ型の人です。 それは大変素晴らしいことではありますが、その悪い面が出るとケチ・出し惜しみになってしまうことがあります。 良い意味での欲を持つように心掛けてください。
※上記の占い結果は、九星の解釈に基づいて性格の傾向を解説したものです。 あくまでも“九星ではそういう傾向があるとされている”ということであり、 性格診断テストのような科学的根拠があるわけではありません。
本命星や月命星がどの星になったから良い、あるいは、悪いという解釈のしかたは正しくありません。 どの星であれ、それを長所として伸ばせば良い星となりますし、短所として増長させてしまえば悪い星となるでしょう。
この占いを利用することで運勢が良くなったり、思いがけない幸せが訪れたりするというものではありませんが、 この占いを楽しんで、普段の生活のご参考にしていただければ幸いです。